十一面観世音菩薩

Eleven-faced Kannon Bodhisattva
十一面観世音菩薩

「観音さま」は皆に愛され馴染み深いですよね。「観音さま」の本名が「観世音菩薩」、中でも当院の本尊は「十一面観世音菩薩」です。菩薩とは、菩提(悟り)を求め修行中の方々です。姿は菩提(悟り)を求めている時のお釈迦さまを表しています。故に、お釈迦さまが出家する前の王族時代のきらびやかな服装をしています。

「観音さま」は音を観ると書きます。音とは人々の苦しみや願い声のことで、その声を聴くだけでなく、心で声の本質を観るというものです。十一面観音さまは、十一の顔を持ち全ての方向の苦しんでいる人を救います。時に穏やかに悟し、時に怒りの表情で戒めて仏道を歩ませます。又、あまりの悪行にて怒りを超え笑顔で導いたりと様々な表情の顔を持ちます。全ての人々を救済する慈悲深い観音さまです。