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日常の中の仏教用語

新年の真心しんねんのまごころ

大晦日の夜、まだ年も夜も明けないうちから神社やお寺を訪れ、年が明けるのを待つ方が多くいます。
そして新年を迎えると、その年初めてのお祈りを捧げます。それが初詣です。
今ではイベントや観光の一つとなっています。
昔は氏神様、つまり自分が住んでいる地域の神社で行っていました。
この習慣はやがて“恵方参り”にもなっていきます。
その年の縁起がいい方角を恵方というのですが、この考えから自宅から恵方の向きにある神社に初詣に行くようにもなりました。
江戸時代になると交通網の発達や、平和な時代になったこともあり、各地の有名な寺社に観光を兼ねてお参りするようになりました。
そして時と共に現代のような形で定着していきました。
又、日本人は“夢”にも願いを込めるようになります。
その年の最初に見る夢もしくは、元旦/1月2日に見る夢を初夢といいます。
1.富士 2.鷹 3.なすび
と言うくらいですから、初夢で見たいものはこの3つでしょう。
富士山の様に気高く、鷹の様に高く舞い、ナスは成すと掛かっています。
いずれも徳川家康が好み、江戸時代に広まったとされます。
しかしそれ以前も日本人は、いい夢を見る事、又、せめて悪い夢を見ないようにと苦心してきました。
獏は人の夢を食べるという伝説のあることから、獏の絵を枕の下に敷いたりもしていました。
初詣や初夢など、様々なものを敬い心の拠り所とし、初日の出を拝み、先祖を想い、皆の幸せを切に願う
その心掛けが大切で、日本人の謙虚で丁寧な心が表れている、大切な文化の一つなのです。
合掌