《防災の日》

小さなお話

今から100年前の今日
1923年(大正12) 9月1日
11時58分 相模湾でマグニチュード7.9の地震が発生しました。

歴史博物館で行われている関東大震災の特別展にて、当時の写真、書物等を拝見して参りました。

神奈川県では、
街を消し去る大火災、6mを超える津波、
3mの地盤隆起、沈下と、
大きな被害を齎しました。

当時、横浜正金銀行本店だった現・歴史博物館では、
屋内に火の手が回り、数百人の職員達は地下室へ逃げ込みました。
徐々に室内温度は上がり、呼吸が苦しくなっていく中、
偶然置いてあった一つの小さな桶の水で、数百人が順番に唇を湿らせ、鎮火の時を待ちました。
そして火が消えた後、地下室から出るとまるで別の場所の様に焼け野原になっていたそうです。

それでも10万人を超える犠牲者の方々を想えば救われたと言えるのでしょう。

現在では30年以内に大地震が来るという話がございますが、30年なんて地球の歴史から言えば一瞬です。
つまりほんの小差な訳です。
いつ何時発災してもおかしくない状況という事です。

今日という日を機に、更に防災意識を高め、毎日を大切に生きましょう。

◎避難袋チェック
◎非常口チェック
◎ハザードマップ

謹んでご冥福を祈念致します。

合掌